JPYC.State.setBalance
名称・種別
- 名称:
JPYC.State.setBalance - 種別: def
- モジュール:
JpycFormalVerification.ERC20 - ソース:
JpycFormalVerification/ERC20.lean:27-29 - 概要: balances[a] を v に書き換える純粋な状態更新関数。
- 仕様: 対象外
型シグネチャ
lean
JPYC.State → JPYC.Address → JPYC.U256 → JPYC.StateState とアドレス a・値 v を受け取り、balances のうち a 番地だけを v に差し替えた新しい State を返す純関数です。
和訳 docstring
balances[a] = v(残高マッピングの a 番地を v に更新)。
解説
何を述べているか。 Solidity の代入文 balances[a] = v をモデル化した補助関数です。状態 s の balances(アドレス→残高の全域関数)のうち、キー a の値だけを v に置き換え、それ以外のフィールドは丸ごと引き継ぎます(Function.update)。
直感。 「台帳の 1 行だけを書き換える」操作です。許可額・各種フラグ・ロールといった残高以外の情報は一切変わりません。
なぜ安全性に効くか。 送金・ミント・バーンなど、残高を動かすあらゆる処理はこの 1 点更新を経由します。「ちょうど 1 か所しか変わらない」ことが構造として保証されるため、setBalance_balances 以下の setBalance_* 補題で「他フィールドは不変」と機械的に示せます。これが フレーム性 や 供給保存 の証明の土台です。
図解
Lean ソースコード
lean
/-- `balances[a] = v`. -/
def State.setBalance (s : State) (a : Address) (v : U256) : State :=
{ s with balances := Function.update s.balances a v }